スマホ

中学生になったらスマホや携帯電話を買うべきかどうか、実際の普及率の推移等から中学生のスマホの現状を考えてみます。

子供が中学生になると「スマホがほしい!」「みんな持っているよ」など言っているけど、実際はどうなのか?。

もちろん地域差や家庭環境により必要性も違うと思いますので、最終的には各家庭の方針を考えておく必要があると思います。さらにもしもスマホを持つのであれば安全な利用や利用時間なども子供としっかりと話し合っておかなければいけません。

最近では中学校で「安全なネット利用」や「ネットの危険性・ネットトラブル」などの講演会や授業等もあると思うので、子供自身もある程度の知識やネットへの意識も高まっていると思いますが、やはり家庭でルールや決め事をつくるのは大切な事です。

中学生のスマホ普及率の推移

実際に中学生のどのくらいがスマホを利用しているのか。内閣府が毎年発表している「青少年のインターネット利用環境実態調査」から確認をしてみましょう。

中学生スマホ普及率

上記の調査結果から58.1%の中学生がスマートフォンを所有・利用しているということが分かると思います。(平成29年度)

4年間分のデータ推移を見てみると、平成26年に49.1%ですから4年で9%上昇したことになります。これからの社会やインターネットの普及状況等を考えるとさらに普及率を上昇することが予想できます。

スマホやインターネットの利用内容

スマホを含めてPC・タブレット端末等を利用したインターネットの利用状況について。

中学生においては平成29年度では85.2%の生徒がいずれかの端末機器を使ってインターネットを利用しているとの回答があります。同調査より利用の内容を確認してみましょう。

中学生インターネット利用内容

中学生では「コミュニケーション」「動画視聴」「音楽視聴」「ゲーム」「情報検索」に主に利用していることが分かります。

LINE・SNSなどでの友達との交流、YouTubeをはじめとする動画サイトでの動画視聴、好きなアーティストの音楽を聴いたりゲームで遊んだりといった利用。

小学生の年代と比較するとほぼすべての項目で数値が上昇しているのが分かると思います。身近にインターネットを活用しているということが良く分かるデータではないでしょうか。

利用時間は増加傾向

実際のインターネット利用時間は増加傾向にあります。

中学生インターネット利用時間

中学生の年代を見てみると、平日平均インターネット利用時間は機器合計で148.7分、スマートフォンで127.5分になっており、ほぼスマホを利用したネット利用状況であることが分かると思います。

さらに平日2時間以上利用する割合も半数を超えています。

家庭でのルールをつくろう

スマホの普及率が年々高くなってきているからこそ、正しい利用法や利用時間などの家庭のルールをつくっていく必要があります。

ネットトラブルや有害サイト等への対策も含めて中学生ではある程度親の管理のもとスマホを利用することが望ましいと思います。

各中学校・自治体では、啓発資料やPTA講演会などでインターネットに関する安全な利用や啓発活動を実施していると思いますので、積極的にそういった情報を活用して子供としっかりと話し合っていくことをおすすめします。

スマホは生活の中で必要不可欠な存在となっているからこそ、タブレット教材も含めてインターネット利用を中学生からしっかりと学んでおくことが大切です。