1ヶ月以上の期間がある夏休み。

中学生にとって学力を伸ばす大きなチャンスで、有意義に過ごしていくことで充実した夏休みにしていきましょう。

学年ごとに環境や勉強の取り組み方にも違いがあると思いますし、旅行やお祭りなど夏ならではの行事や伝統などにも触れながら想い出に残る期間にしていきたいですね。

勉強面では普段の生活よりも学習時間を確保することができると思いますので、計画性をもって夏にやるべきことをしっかりと取り組んでいき、夏から伸びる学習を進めていきましょう。

夏に学力を伸ばす!

中学生

テストの点数があまり伸びない、苦手や弱点科目がある人は夏は大きく学力を伸ばす大きなチャンスです。

学校の授業がない期間だからこそ、一人ひとり自分の学力に向き合っていくことができるので、自分に必要な力をしっかりと積み上げていく学習を進めていきたいですね。

中学1年生の夏学習

中学1年生は中学校生活はじめての夏休みになります。4月に入学をして中学校生活に慣れてきたころですね。ひとつの大きな区切りとなるので、心身共にリフレッシュして新学期を迎えたいですね。

夏休み期間中に重点を置きたいのは「生活」「学校課題」「1学期の総復習」

「生活」
中学生になって疲れも出ているころですし、学校がなくて羽を伸ばしたい気持ちも分かりますが、生活習慣・生活のリズムは崩さないように学校がある時と同じようなサイクルで過ごしていきましょう。ついついダラダラしてしまいがちですし、遅く寝る日もあると思いますが、基本的な生活のリズムは崩さないように心がけなければいけません。心身の健康を保つためにも生活のリズムは非常に大切です。

「学校課題」
学校から出されている課題を優先的・計画的に進めていきましょう。分量は学校ごとに異なると思いますが、なるべく前倒しでやりきる計画を立てて休み終盤に焦らないようにしておきたいですね。これまでに学んできたことをおさらいできる課題もありますし、夏休みだからこその課題もあると思いますので、計画性を持って取り組んでいこう。

「1学期の総復習」
中学校入学してから夏休みまでに学んだ範囲を振り返りましょう。範囲もそれほど広くないと思いますので総復習をしておくことでこれからの中学学習の土台をしっかりと培っておくことが大切です。これからはさらに難しい単元や学ぶ範囲も広くなってきますので、夏休みまでの学習内容をしっかりと固めておくことで学力が伸びていきます。

中学2年生の夏学習

中学2年生は部活動も勉強もどちらも頑張っていきたい学年。そろそろ進路を考えていく時期ですし、学力差が出やすい学年なので夏休みの取り組みはとても重要です。

夏休み期間中に重点を置きたいのは「効果的な学習」「1学期の総復習」「苦手の解消」

「効果的な学習」
部活動も頑張りながら学校課題や総復習などに取り組んでいきたい夏休み。一度自分の学習環境を見直して効率よく学力を伸ばす学びに取り組んでいきたい。時間を有効活用した学習、各教科バランスよく実力を伸ばす学習、集中して学ぶ環境など、自分なりの効率のいい学習環境を夏休みの間に作ってみましょう。

「1学期の総復習」
1学期範囲の総復習をしておきましょう。2学期以降は一段と難しい単元が出てきますので基礎力を強化しておくことは大切。ドリルや問題集を繰り返し解いたり、特に重要単元は繰り返し学びなおしたり、学び残しや学習のモレ・ヌケを防いで基礎を強化しておきましょう。

「苦手の解消」
学習時間を確保して個別の弱点・苦手を解消。苦手のモトとなっている単元から学びなおしたり、1年生範囲の基礎単元から復習をしたり、しっかりと時間を使って苦手・弱点を解消させておきましょう。夏休みは苦手の解消に力を注いでおくことで、スムーズにこの先の学習に進むことができますし自信も身につきます。これまでに学んだ範囲は夏までに定着。

中学3年生の夏学習

中学3年生はいよいよ本格的な高校入試対策モードへと移行をします。「夏を制する者は受験を制す」という言葉がありますが、夏の取り組みはこれからの入試対策や合格に大きなプラスになると思って頑張っていきましょう。

夏休み期間中に重点を置きたいのは「中学範囲の総復習」「苦手・弱点の解消」「入試問題にチャレンジ」

「中学範囲の総復習」
中学1年生から中学3年生の1学期範囲までの総復習を完成させておきましょう。これまでに学習してきた内容は入試基礎力となりますし、基礎力が強固になってこそ秋以降の実践演習や+αの力の育成につながります。勉強に充てる時間も増えるので計画性をもって総復習が完成するようにしていきましょう。夏までに土台を確かにしておくことはこれから先の入試勉強に大きなアドバンテージとなります。

「苦手・弱点の解消」
夏期間に苦手や弱点を解消しておきましょう。入試基礎力を強固にしていくためにはとても必要なことです。弱点はあぶりだして対策をする、苦手科目を基礎から学びなおす、重要事項の暗記学習などなど、自分の弱点と向き合うことができる夏休みだからこそ、先を見据えて夏休みに弱点・苦手の解消をしておこう。

「入試問題にチャレンジ」
3年生の1学期範囲までで解くことができる入試レベルの問題や、高校入試の過去問などに取り組んでみてもいいでしょう。基礎学習を優先させながらも高校入試問題に触れておくことで、これから自分がやっていくべきことが分かるかもしれませんし、モチベーションも上がると思います。

充実の夏を!!

上記はあくまで一例ですし、個々の環境や学力に応じて自分なりの学習計画と目標で夏休みを充実させていこう。

タブレット教材や通信教育は夏休み期間中も中学生の学びをしっかりとサポート。効率よく効果的な学習環境をつくっていくことができると思いますので、時間を有効に使って夏から伸びる取り組みをはじめてみましょう。

夏の過ごし方でこれから先の学力が変わってきますので、夏休みを振り返った時に「満足できる夏だった」と思えるような生活をしていきましょう。